診療科紹介

健康の維持と病気の克服

外科診療内容

外科と整形の違いをご存じない方が実に多すぎると思っています。怪我をしたらとりあえず病院に行けば何とかなると思っている方がほとんどです。
外科は主に出血を伴う怪我を診療します。整形外科に「外科」という文字が入っているせいか、整形に流血状態で駆け込んでくる患者が沢山います。
転んで頭を打撲した方も平気で外科を受診しようとします。

診療内容や検査の設備などお構いなしです。自転車に乗って転んで擦り傷や切り傷を負った場合は外科、出血していなければ骨折の疑いもあるので整形外科、頭を打撲していたら脳神経外科、受診科も診療内容も違ってきます。整形の医師は首より上を診療しないのが常識です。

この町に1人しか医師がいない、という環境なら別ですが。受診する科を間違うと適切な診療内容の説明をされないまま命取りになる可能性もあります。しかし、医師はせっかく受診に来たのだからと自分の専門以外の分野の患者でも診療しようとします。自分の体の事です。怪我をしたら実際のところパニックになり慌てると思います。常日頃からこの病気なら整形、この症状なら耳鼻科、これは皮膚科もしくは形成、などと医療の知識を入れておくことをおすすめします。

麻酔科診療内容

麻酔科の診療内容は、専門医が患者の方々の安全な手術のために麻酔を担当することです。患者の方々が安全に手術を受けることができるよう、手術前の患者さんの状態を医学的な見地から把握して手術を受けるにおける危険な要素を解決してくれます。これとともに、患者監視用モニターを使用して、手術患者の小さな変化も逃さずチェックして患者さんが麻酔状態で最良の状態を維持し、また最新の麻酔機器を介して全身麻酔時にモニターを見ながら挿管が行われるため、より安全かつ円滑な麻酔が行われています。

加えて、小児(子供)の手術時の体温を維持するためWarm Matを使用して、無輸血を希望する患者と、緊急手術で血液が不足した場合に備えて、自家輸血装置などの先端機器を使って患者さんが手術中に最良の状態を維持できるようにします。

また、手術が終わった後には回復室で患者の意識の程度、心血管系の変化、呼吸の状態、体温の変化、運動機能等を把握し、麻酔からの回復が行われるまで、患者の変化を継続的に管理し、保護者控室画面で手術の進行状況をお知らせしています。麻酔科では、患者がリラックスした状態で安全に手術を終えることができるようにしてくれます。

サイン金では『医龍』などのマンガやドラマによって、麻酔科医という存在はだいぶ認知されるようになりましたが、10年前ぐらいではあまり麻酔科医の存在は知られていなかったように思われます。まあ、いまだに「麻酔科医の先生ってお医者さん?」なんて質問もあるようですが。

それでも、麻酔科医がいなければ手術は行えないのでとても貴重な人材です。ただ、実際にはお医者さんの中でも勤務状況は激務とのことで転科をしてしまうお医者様も多いのです。自分の力を発揮できる環境で仕事に臨んでもら いたいですね。

腰痛に効く健康法カテゴリー