肺がんとは

健康の維持と病気の克服

癌の中でも、近年患者数が増加している肺がんについて、その治療症状をご紹介しましょう。

肺の役割は、呼吸によって吸い込む空気から酸素を体内に取り込んで、二酸化炭素を排出することです。空気は、気管を通って、左右の肺に分かれた後、さらに気管支をたどり肺胞に到着します。この肺胞で、二酸化炭素と酸素のガス交換が行われています。
肺がんは、気管・気管支・肺胞の一部細胞が、がん化したもので、進行すると血液やリンパに乗って広がります。

症状は、咳・呼吸困難・体重減少・喀痰・血痰・胸痛などです。気管や気管支に発生するがんは、痰や呼吸器の症状が現れるので発見しやすいのですが、肺の末梢に発生するがんでは、初期には症状が出ないので、注意が必要です。

肺がんの治療方法には、手術による外科療法、放射線療法、薬物療法があります。
小細胞がんでは、まずは、抗がん剤による治療が選択され、薬物療法不能の場合に放射線療法を取ります。
腺がん・扁平上皮がん・大細胞がんなどの非小細胞がんでは、病巣が片側に限定していれば、外科療法が取られ手術を行います。反対側にリンパ節に転移があれば、抗がん剤治療も併用します。手術不能の場合は、放射線療法と抗がん剤治療が主体です。

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