身体に現れる不快な症状のひとつに腹部の膨満感があります。膨満感とは文字から受ける印象の通り、お腹が膨れたような感じがする症状ですが特に身体のどこかに病気が隠れているというわけではありません。たとえ健康な人でも普段の生活のなかで感じることは決して珍しくはありません
膨満感の原因としては、疲労による内臓の機能の低下や食事を摂る際に一緒に空気を飲み込んでしまうことや、内臓の機能の低下によって腹部にガスが溜まってしまうことが考えられます。

特に内臓の機能は身体の疲労具合に非常に影響を受けやすく、あまりにも疲労が蓄積してしまうと胃や腸などの消化器官の働きが低下してしまいます。その結果、身体に摂り込まれた食物が十分に消化されずに便秘を引き起こしてしまいます。十分な排便ができなくなることで腹部に膨満感を感じるようになるのです。

このような原因でのお腹の張りでは、医療機関による検査でも内臓そのものに異常が見つかることはほとんどありません。ただし慢性的に膨満感を感じるような状態である場合には、お腹に張りの症状を引き起こす病気が発見されることもあります。お腹の張りは、日常の生活を改善することで予防が可能です。まず第一に気をつけておきたいのが疲労を溜めないことです。そうすることで胃や腸の機能の低下を防ぐことができます。また、普段の食事において炭水化物の料を減らすことも効果があるとされています。